2008年11月26日
詩の世界 NO.8

「ねえ、きみ」
ねえ、きみ、お母さんを知ってるかい。
きみが生まれたとき、病んだとき
眠らずじっとそばにいて、心を痛めていたのがお母さんだ。
ねえ、きみ、お父さんを知ってるかい。
夜中に、どんなに遅くなっても
きみの寝顔をそっとみて、黙って床についていたのがお父さんだ。
ねえ、きみ、友だちを知ってるかい。
平気でいつも楽しそうだけれど、
だれもがひとつ以上の悩みをかかえ、
こらえながら頑張っているのが友だちだ。
ねえ、きみ、自分を知ってるかい。
たとえ勉強やスポーツが苦手でも
かならず二つ三つは自慢できるものがある。
それに気づいていないのが自分なんだ。
ねえ、きみ、生きるって知ってるかい。
きみの中にある、その自慢できるものを
どれでもいいから輝かさせてごらん。
それがきみにとっての生きることなんだ。
ねえ、きみ、生命(いのち)って知ってるかい。
きみがもし死んだら、親も友だちも泣く。
かけがえのないタカラモノだから。
生きられるだけ生きてこそ生命なんだ。
ねえ、きみ、未来って知ってるかい。
どうなるかわからないこれからを
きみの知恵と力できりひらく。
そのわくわくする冒険が未来なんだよ。


