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2008年10月01日

星野道夫の世界 NO.2

星野道夫の世界 NO.2
「アラスカ 風のような物語」
星野道夫著(小学館文庫)1999年

星野道夫(ほしのみちお)
写真家。1952年千葉県生まれ。
慶応義塾大学卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。
以後、アラスカの人々、自然、野生動物を撮り続け、国内外の雑誌・書籍に作品を発表。
96年、ロシア・カムチャッカ半島クリル湖畔で、ヒグマに襲われ逝去。


☆最近、星野さんを好きな人が身近にたくさん居ることを知り、何だかとても嬉しくなって、またまた星野さんの本の紹介を書いてしまいました。
 本当に彼の言葉はしっとりと心に響きます。
 それでいて、まったく押し付けがましくなく、ゆったりとゆるやかに僕たちの魂を揺さ振るのです。
 政治家や評論家のように・・・、口先だけでないこころから溢れ出る言葉・・・。こころがほっと癒される言葉・・・。
 彼の言葉には人を惹きつけて止まない何かがあります。
 そんな星野さんの生き方、感性に、僕はついつい引き込まれてしまうのです・・・。

本文より・・・。

 枯れ枝を集めながら、夕暮れのトウヒの森を歩く。
湿った大気が、ゆるく、暖かい。
森のカーペットに落ちているムースの糞に、少し水気が混じってきた。
ヤナギの新芽が出始めたのだろう。
アカリスの鳴き声があちこちから聞こえてくる。
森も少しずつ動き始めた。
 小さな焚き火が揺れている。パチパチパチパチ、僕の気持ちをほぐしてくれる。
 熱いコーヒーをすすれば、もう何もいらない。
 やっぱりおかしいね、人間の気持ちって。
どうしようもなく些細な日常に左右されてゆくけど、新しい山靴や、春の気配で、こんなにも豊かになれるのだから。
 人の心は深く、そして不思議なほど浅い。
きっと、その浅さで、人は生きてゆける。
 夜になり、星が出た。ランタンに火をともし、日記をつける。
今年もまた始まった。


「アラスカ 風のような物語」早春より抜粋。


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