グンブロ広告
ビジネスライセンス料 3,000円/月
飲食関連事業用 ライセンス 毎日1セット広告 1,600円/月
お問い合わせは、 info@gunmawen.net本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。2008年11月19日
僕が八百屋をやる理由!
「僕が八百屋をやる理由」
僕は、21歳のときに胃潰瘍を患いました。その頃から普通の食事も満足に摂れない辛い日々が続き、自分自身の体と真剣に向き合う中で徐々に食などへの関心が深まっていきました。
そうした中で、できるだけ体にやさしいものや、安全で良い物を食べることが体にとって一番安心だろうと思ったのでした。
健康を害したことで、初めて関心を持った食に対して、僕なりに突き詰めて行った結果、より自然なものやきれいな水、きれいな土、きれいな空気の中で栽培された野菜であれば、なお良いと考え、更に考えていくと、山や川などの自然環境や地球環境も同時にもっと良くなればいいなと思うようになっていきました。
そして、結局は私たち自身が自然や食というものを正しく捉えていかない限り、生命や健康を本当の意味で守ってはいけないのだろうと思い至るのでした。
私たちが生きているこの日本は、戦後めざましい発展を遂げ、何不自由なく暮せるようになりました。しかし、それは、私たちが豊かになった一方で、何か大切なものを見失ってきたようにも思います。
物や食べ物が溢れかえり、過剰なまでの情報が行き交う中で、本当に大切なものが見えなくなっているのも事実です。そういった意味では、飽食の時代で在るがために、逆に食の危機を作り出しているとも言えます。
スーパーやコンビニに行けば簡単に食べ物が手に入ります。昔のように物が無かった時代とは違い、何でも揃う今の現代社会では、「体にとって大切な食」という意識は薄らいでしまっているのではないかと思います。
反面、食品の安全性が問われるような社会問題が次々と起こり、安全な物への関心も一部で高まってきている現状もみられます。
今、私たちが暮らしている社会は、自然の恩恵なくしては成り立ちません。そんな当たり前のことをもう一度深く見つめ直しながら、食という物も同時に正しく捉えていかなければならないと思います。
僕が取り組んでいる野菜の販売が、生産者・消費者という枠組みを越えて、何よりも大切な生命(いのち)をまっとうできる社会作りの一助になればと考えています。
そして多くの様々な人々が、互いに支え合える環境作りや、自然、食への意識を高めることで、より豊かな生き方を見つけだしていけるのではないでしょうか。
いずれにしても僕たちは、さらに深く自然や生命、農、食、医療を考え、またそれらをうまく結びつけながら生きていく必要があると考えています。
(2006年11月30日 中医研だよりNO.128より抜粋・一部加筆)